更科日記一時中断します。とても暑い夏です。37度を超える日々が続きます。体温より高くなると健康な人でも体にこたえる。連日、熱中症警戒アラート発令。世界各地、都市でこれまで観測したことのない最高気温を更新。地球温暖化の影響だと言われてる。
2023年7月、世界各地で山火事が発生している。カナダのノースウエスト州100か所以上、、フランスピレネー山脈、スペインのカナリア諸島,アメリカのカリフォルニア州、コロンビアの首都近く、ほとんど消火不能、燃えるにまかせ、自然に消えるのを待つしかない。特に痛ましいのはハワイのマウイ島である。一つの美しい町が一瞬のうちに消えた。海に飛び込んで助かられた方もおられたが死者、行方不明多数である。
次に洪水、台風。ハリー・ケインによる被害も大きい。広い町中の道路の上を、川のように水が流れ、多数の車が流されていく映像を見た。車の中に人がいないのか。また地下自動車道に水が入り、水没した多数の車、死者の報道もあった。
奇跡の地球
地球も月と同じように宇宙に浮かぶ小さな天体である。この地球には現在、約80億人以上の人間が生活してる。この地球に人間が住めるようになったのは、神が造ったのでないかと思われるくらい偶然が重なっている。
まず、大地があり、水、空気があることです。太陽系の中で大地があるのは水星・金星・地球・火星までである。しかし、大量の水と空気があるのは地球だけである。しかも気温が適度であこと。これ以上大きくても、小さくてもよくない、太陽との距離が保てることです。しかも、365日かけて、太陽の回りを公転していること、24時間かけて自転していることです。地軸が23.5度の傾きがあること。
空気には約20%の酸素があり、あとの大部分は窒素である。問題の二酸化炭素0.003%も含まれる。
酸素は地球の長い歴史のなかで作り出されてきた。金星にも大気はあるが90から95%は二酸化炭素である。金星の表面温度は475度である。表面厚い雲で覆われ、太陽から受けた熱を逃がさない。
今、地球が直面しているのは、地球の金星化である。二酸化炭素は温暖化・熱を逃がさない性質があり、熱を溜め込むことである。
原因は化石燃料の使いすぎである。化石燃料とは石炭・石油・ガスである。車・飛行機・船舶の燃料と家庭や社会、工場で広く使われる電力である。大量の温暖化ガスを排出続けていることである。みんなわかっていることですが行動が伴わない。化石燃料は地球の長い歴史、何億年と言う太陽エネルギー
の蓄積である。人類はそれを使う文明を作り上げ逃れることはできない。ますます地球温暖化の進行、酸素の供給源であり二酸化炭素を吸収してくれる森林の火災、海水の温度上昇、強力な台風、線状降水帯と言われる狭い地域の降水量と川の氾濫、一方乾燥地帯の出現、地球の砂漠化、その他たくさんの事例がある。ハワイのマウイ島の火災は対岸の火事ではない。人類が化石燃料を使う以上、温暖化が進む。日本でもマウイ島のような火災がいつでも起こりうることです。
グレタ・トゥーンべリさん
環境活動家 スエーデンのストックホルム出身。2003年1月3日生まれ、現在20歳。8歳のとき、気候変動について知る。しかし、何の対策も取られていないことに疑問を持つ。
不充分な気候変動対策が若者の未来を奪う。各地でスピーチを行う。国連でも行う。スエーデン議会前での座り込み、気候変動のための学校ストライキの呼びかけ、次第に若者にも広がり、参加者100万人にも広がりをみせている。ドキュメント映画『グレタひとりぼっちの挑戦』も作られている。
まったくそのとうりで、政治家、企業経営者、社会が生活や経済を見直さなければならない緊急な課題である。

絶滅危惧
グレタさんは絶滅の危惧にあると言ってます。私たちの未来を奪うな。段々きつい表現になってます。確かに同じことを感じるのです。今まで身の回りに沢山いた生物がどんどん目につかなくなってきているのです。写真は近くの川です。今まで、この川には小魚がたくさんいたのです。コイ、フナ、モロコ、川エビ、ドジョウ、ナマズ、ザリガニ、ウナギもいたでしょう。貝類もいました。タニシ、カワニナ、シジミ、子供の頃どぶ貝という二枚貝もいました。色々な水生昆虫、トンボの幼虫、カエル、オタマジャクシなどたくさんいたのです。今では何もいません。何かエサになるものいないか、やせ細ったアオサギが一羽水面を見つめています。いつの間にか死の川になっているのです。プラスチックごみが浮かび水も透明度がなくなりました。死の川です。しかし、誰も問題に思わないのでしょうか。恐ろしいことが始まっていると感じないのでしょうか。