更級日記の解説
宿題・エンドレステストは教育虐待
宿題は必要なのか 日本の学校では家庭に帰らせる。ほっておいたら遊びくせがついて勉強しなくなる。そう考える保護者や先生方が多い。特に、夏休みなど長期休暇前には山のような課題・宿題を持ち帰らせる。読書感想文はつきものである。大人たちはなんの効果...
富士山・田子の浦・大井川
本文 からうじて越え出でて、関山(せきやま)にとどまりぬ。これよりは駿河(するが)なり。横走(よこはしり)の関のかたはらに、岩壺(いわつぼ)といふ所あり。えも言はず大きなる石のの四方(よほう)なる中に、穴のあきたる中より出(い)づる水の、...
足柄山
本文 足利山(あしがらやま)といふは、四五日かねておそろしげに暗がりわたれり。やうやう入り立つ麓(ふもと)のほどだに、空の気色(けしき)、はかばかしくも見えず、えも言わず茂りわたりて、いとおそろしげなり。麓に宿りたるに、月もなく暗き夜の...
隅田川・にしとみ
写真は今の隅田川から見える景色です。孝標女が見ると変わりように驚かれるでしょうね。本文 野山蘆萩(あしおぎ)の中を分くるよりほかのことなくて、武蔵と相模との中にいて、あすだ川という、在五中将(ざいごちゅじやう)の「いざ言問(ことと)はむ」と...
竹芝の伝説 訳
訳 太井川を渡って武蔵の国にはいった。とりたてて気を引きつけるような景色ではない。海辺も白い砂浜ではなく泥土のようで、紫草が生えていると聞いた野も葦・萩ばかりが高く伸びていて、あたりの景色は何も見えない。馬の乗った人の持つ弓矢の先が見えな...
竹芝に伝わる伝説
本文 今は武蔵の国になりぬ。ことにをかしき所もと見えず。浜も砂子白くなどもなく、こひぢのやうにて、むらさき生(お)ふと聞く野も、蘆萩(あしをぎ)のみ高く生ひて、馬に乗りて弓持たる末見えぬまで高く生い茂りて、中をわけ行くに、竹芝(たけしば...
乳母の出産と別れ
本文 1そのつとめて、そこを立ちて下総(しもつさ)の国と武蔵(むさし)との境にてある太井川(ふといかわ)といふが上ノ瀬、まつさとの渡りの津にとまりて、夜ひとよ、舟にてかつがつ物など渡す。乳母(めのと)なる人はをとこなども亡くなして、境に...
長者の家のあと
本文 17日のつとめて立つ。昔、下総の国に、まののてうとといふ人住みけり。疋布(ひきぬの)を千(ち)むら万(よろづ)むら織らせ、晒(さら)させけるが家の跡とて、深き川を舟にて渡る。昔の門(かど)の柱のまだ残りたるとて、大きなる柱、川の...
孝標女から学ぶ1
人間の一生を決めるものは何だろうか。現代の学校教育の在り方を考える。写真は地域のスーパーのエスカレータです。良い品物を適正な価格で販売してる人気のある店舗です。来客の皆さん帰りはエレベーターか階段をお使い下さいです。人形は平安時代の姿ですね...
雨の中の旅立ち
本文 門出したる所は、めぐりなどもなくて、かりそめのかや屋の、蔀(しとみ)などもなし。簾(すだれ)かけ、幕など引きたり。南は遥かに野の方見やらる。東西(ひむがしにし)は海近くていとおもしろし。夕霧たちわたりていみじうをかしければ、朝寝(あさ...